シャガールの人柄

シャガールについて

シャガールはフランス人と思われがちですが実はロシア人です。
旧ベラルーシに生まれ1985年に97歳でなくなった画家で、その作品は世界中に知られています。
絵画だけにとどまらず、ステンドグラスやステージセットなど様々な作品を残してくれています。
それらの作品はパリのオペラ座の天井や国連のステンドグラス窓など様々な著名な場所に今でも存在します。
第二次世界大戦前に彼はパリやセントペテルスブルグ、ベルリンなどに旅し、そこで見聞きした物が彼の作品に影響を与えているようです。
近代的なユダヤ人画家としてモダニズムの先駆者であった彼はピカソに「マチス亡き後、本当に色を理解している画家はシャガールだけだ」と言わしめています。
彼の作風は作品をごらん頂くとよくお分かりになるように、記憶を力強く描いているものやキュービイズムといわれる立体的な絵画が多いのが特徴です。
角度によっていろいろな様子にみえるこの作風は遠近感や陰影をうまく表した新しいタイプの絵画といえ、当時は非常に目新しい作風でした。
彼の代表ともいえるのがステンドグラスで、世界のあちこちにかなり大きなステンドグラスの作品が残されています。
また意外にも日本の高知県立美術館には1300点にも及ぶシャガールのコレクションが展示されていますので、もし近くで作品をごらんになりたい方は訪れてみるのもよいでしょう。

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