愛の画家シャガール

シャガールについて

マルク・シャガールは東欧系ユダヤ人で帝政ロシア領ヴィテブスクに9人兄弟の長男として誕生します。
その後ロシアで美術の勉強を学び、5年ほどパリに赴き故郷に戻ることになり、故郷に戻った年に母と死別するが、同年に最愛の妻となるベラと結婚します。
ベラを一生涯敬愛し、ベラをモデルにしている作品や結婚式を題材にしている作品が多く制作しているので、シャガールは別名愛の画家とも呼ばれています。
結婚後フランスに戻り、第二次世界大戦でナチスによるユダヤ人迫害を逃れるためアメリカに亡命するが、最後はフランスに戻り国籍を取得して永住を決めています。
代表作に七本指の自画像や青いサーカスなどがあります。
1960年にはエラスムス賞を受賞し、オペラ座の天井画も同年に担当し4年後に完成します。
更に、17点連作の聖書のメッセージをフランスに寄贈しており、フランスはシャガールの作品を展示するために国立美術館の建設に着手します。
芸術を愛し、妻を敬愛しながら国に尽くした人物であったと思います。

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