1887年にシャガールは帝政ロシアに誕生したユダヤ人です。
1900年には4年制の公立学校に入学、1907年には美術学校へ入学し、1910年にはパリで5年ほど過ごし、この時の代表作として7本指の自画像などがあります。
1915年にベラと結婚するが、とてもベラを敬愛しており作品には彼女への愛や結婚などをテーマにした作品も多く別名愛の画家とも呼ばれています。
1923年に祖国を離れ、パリに住むことを決意するがロシア時代のシャガールは、ロシア・アバンギャルドに参加しており、構成主義の強い作品や制作を行っており、パリに住むようになってから、愛を含むテーマが多くなってきているのが認められる。
1941年には、第二次世界大戦でヒットラー率いるナチスによりユダヤ人迫害が激化し、彼はアメリカに亡命し47年にまた、パリに戻ってきます。
50年にフランスへ骨を埋める覚悟を決めて、国籍を取得し1944年に最愛のベラを亡くしていたが、52年に再婚します。
73年には、フランスから功績を称えられ現国立マルク・シャガール美術館が開館します。
1985年に亡くなるまで、多くの作品を描き後世に残している彼は、妻とパリを愛する芸術家でした。