妻への愛をテーマに作品を描いたシャガール

飾りたい

マルク・シャガールは、1887年に当時のロシア、現在のベラルーシにあるヴィテブスクという街に生まれました。
後にフランスのパリに移り、画家として大きな成功を収めた人物です。
人々は、は彼のことを「愛の画家」と呼びます。
愛をテーマにした作品を数多く残しているからです。
シャガールが愛を作品のテーマとして好んで採用したのは、彼自身に深く愛する女性がいたからでした。
同じくヴィテブスクに生まれたベラ・ローゼンフェルトと出会い、一目で恋に落ちたのです。
貧しい家庭の生まれであった彼に対して、ベラは裕福な宝石商の娘であり、両者の身分には隔たりがありました。
しかし、彼は見事にその恋を叶え、1915年にはベラとの結婚を果たしました。
そして、ヴィテブスクの街の上を男女が寄り添って浮遊している様子が描かれている作品や花束を持つ女性に男性が浮き上がりながらキスをしている作品など、自身とベラが仲睦まじげにしている作品をたくさん描いたのです。
代表作として知られるこれらの作品からは、最愛の女性と愛し合えることに舞い上がるほどの幸せを感じているシャガールの心が感じ取れるでしょう。

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